――ジョージにとってのラグビーの魅力は何ですか?
ボールのハンドリング、パスがいちばんラグビーの魅力だと思います。試合を繋げるパーツとしてはキックも大事ですが、やはりラグビーのいちばんの魅力としては、パスですね。

――具体的にパスのどういうところが楽しいと思いますか?
自分がこんなパスをしたから楽しいとか喜びを感じるとかではなくて、例えばパスをして、パスを受けた選手がそれを持って走るのか、またパスをするのかは選択肢によりますが、面白いゲームというのは、パスが凄く速くてボールが動くゲームなので、そこがラグビーの魅力だと思っています。それがイコール“魅了するラグビー”というものにも繋がると思うので、パスがいちばん魅力的です。
――いつもボールを動かしたい、そこを見せたい、ということを意識しているんですね?
スタンドオフでずっとプレーしていたこともあって、プロになってもパスを凄く意識してやっています。今でもパスの練習をしますが、そのパスの精度とかタイミングによって試合がかなり動くので、やはりそこがいちばん自分の中で重要な要素になっています。
――エディーさん(ジョーンズ)が「ジョージは恐い時がある」言っていましたが、試合中の写真を見ても恐い顔をしている時がありますね。それについて自分ではどう思いますか?
ハハハ(笑)。集中して選手たちに話したりとか、いろいろなことを伝えようとする時に必然的にそういう感じになってしまいます。別に怒っているからとか、そういう訳ではありません。集中して気持ちからくるものが、そういうふうに顔に出るんですね。
――そういう顔になるのはリーダーとしての意識からですか?
ラグビーというのは激しいスポーツなので、かなり集中しなければいけないし、いろいろなことを伝えなければいけないスポーツでもあるので、そういう顔になるということもありますが、今まで自分の試合の中では、一度も他人に叫んだり、怒ったようなことはありません。
確かに直接誰かに対して発言をすることはありますが、怒るということは一度もないです。何かあったら謝ったり、自分はこういう理由でこう言ったんだよということを、後でちゃんと1対1でも話すことが重要で、そういうことを通して選手たちとコミュニケーションとることを、自分でも心掛けてきました。
見た目としてはかなり恐く見えるかもしれないですけれど、一度も怒ったりとか罵声を発したりしたことはありません。
※つづく
(通訳:白倉綾子/写真:長尾亜紀/インタビュー:針谷和昌)