—見出しはどうなるんですかね?これ?
佐伯
「佐伯 引退撤回」とか?(笑)
楠原
はやっ!(一同爆笑)
佐伯
私がビックリしましたもの、次の日、新聞見て、はぁ?って(笑)。会社(ダイキ)からも、地元の新聞社から「引退表明された」と連絡が来たと言われて、エーッ!?って(笑)。
—続けられる環境は整いそうなんですか?
佐伯
それは主人の理解であったり、ツアーを回るとなるとお金もかかりますので(笑)、その辺が整えば、やりたいと思いますし、やはり若手を育成して行くのも私の使命だと思いますので、そういうチャンスがあれば、ぜひやりたいと思います。

—この合宿に来られている間は家族とは離ればなれ?
佐伯
はい。
—お正月は?
佐伯
はい、(愛媛・松山へ)帰りました。
—今年はオリンピックという話はその時にも出ましたか?
佐伯
家族では特別そういうことはなかったんですが、親戚の方々から「いよいよだね」ということで、たくさんのエールを頂きました。
—去年ツアーを回っていて感じた今年のチームの課題を教えてください
佐伯
去年までは個々の技術的な部分でやって来たところがありますが、コミュニケーション不足というか、より強くするためには、そこがもっと自分たちには必要なのかなということを感じましたので、今年はしっかりコミュニケーションをとって、やって行きたいと思っています。
楠原
去年はオリンピック予選の最高位が9位ということで、2度ほど9位になったんですけれど、それ以上、上の結果を出すということを考えた時に、もっと細かいところをピンポイントでやらなきゃいけないと思っています。
上位のチームと対戦する時には、プレーがほんの少しズレただけでも点数に繋がっていかないというところがありましたので、佐伯も言ったコミュニケーションを含めて細かい部分をつめて行けば、それ以上に行けるのではないかと思っています。
—オリンピックでメダルを狙うにあたって、ワールドツアーではこれだけの結果を出しておきたい、ということはありますか?
佐伯
今は13位以上を取らないと、持っているポイントは変わっていかないので、やはり1桁を目標にして、よりランキングを上にすることによって、オリンピックでの戦いが楽になって来ると思いますので、1桁の結果を残せるだけの準備をして行かないといけないと思っています。
—去年の夏にお話を聞いた時は、低い姿勢を保つことが成績に繋がっているというお話をされていましたけれど、今年のオフはどの辺りにポイントをおいていますか?
佐伯
いろいろと去年のビデオを見ながら反省点を出してみたのですが、低い姿勢で動くことが、果たして自分にいちばんいいのかどうか?(笑)というところから追求しつつ、本当に去年よりもよりレシーブの範囲を広げて行き、取れるところも安定したレシーブが出来るようになるには、自分がどういう構えであったり姿勢だったりがいいのか?ということを今、いろいろと求めて研究しながらやっています。
—ありがとうございました。

(photo & report ; 針谷和昌)
今年の佐伯美香選手は、1月10日の12時から、パートナーの楠原千秋選手(湘南ベルマーレ)と共に湘南・平塚海岸で始動しました。そのチーム初練習の前に、ビーチの上で記者会見が行われましたので、その内容を(2回に分けて)ご紹介しましょう。
— オリンピックイヤーの今年、チームが始動する初練習ということで皆さんにお集り頂きました。それでは今年に向けた豊富を一言ずつ、また佐伯選手は先日の引退宣言の撤回(?)と言うか、その辺りのお話をお願いします。(一同爆笑)
佐伯
オリンピックの年が幕開けして、多少緊張したお正月は……迎えてないな(笑)……まぁやはり、オリンピックイヤーということで、テレビでもオリンピックのことをやっていましたので、いよいよ来たなという気持ちで新年を迎えました。
私自身、オリンピックを目指すのは!(笑)今回の北京が最後になるかと思いますので、そういう意味ではバレー人生25年の集大成の年になります。悔いの残らない1年にして行きたいと思いますし、いい2008年にしたいと思います。
楠原
いよいよオリンピックイヤーですし、予選が7月まで続きますが、オリンピックの出場権を取った時点で、たぶん緊張感が出てくると思います。取りあえず開幕戦の3月まではやるべきことをしっかりやって、このシーズンが迎えられるように頑張って行きたいと思います。

以下記者からの質問
—お2人それぞれの、今年のテーマを教えてください。
佐伯
先ほど言いましたように、集大成ということで、本当にこの25年間、たくさんの方に支えられたからこそ、ここまでやって来ることが出来ましたので、その皆様に感謝の気持ちを持って、今年1年プレーをしようということで、自分の中では「感謝」ということをテーマにこの1年、やっていこうと思っています。
楠原
単語にしないといけないんですか?(笑)
— 2文字がいいかも知れません(笑)。
楠原
2文字がいい?(笑)では、北京のために、この3年、今年で4年目、頑張って来ましたので、自分の力を出せるように皆様に応援して頂いて、今の自分があると思います。北京では結果を求めて、今までも過程としてはいっぱいあったと思いますが、最終的には結果を出すことによって恩返しが出来るものだと思っていますので、あくまでも「結果」を追求して行きたいなと思っています。
—「結果」というお言葉がありましたけれど、具体的には?
楠原
今の段階ではまだまだ課題もたくさんありますし、やって行かなきゃいけないこともたくさんあると思うのですが、最終的にはメダルを首からさげる、それを求めてやって行きたいと思います。
—佐伯選手はいかがでしょうか?
佐伯
目標を高いところに持っておかなければ、そこまで行くのは大変で、例えばオリンピック出場という目標だったら、そこへ行くことも難しいのではないかと思いますので、そういう意味では高い目標を持ってやることが、今の自分たちに満足せずに、より上を求めて行けることになると思います。
前回シドニー五輪で4位という結果でしたけれど、本当に悔しい思いをしましたので、悔しい思いをしないように、メダルを目指して頑張りたいと思います。
— オリンピックを目指すのは今回で最後、と先ほどおっしゃいましたが、というと、オリンピックの後もプレーされるんですね?
佐伯
そうですね。この間の記者会見では、私の発言がおそらく不味かったというか、緊張感のある記者会見でしたので、私はそういうつもりで言ったのではなかったのですが…。
取りあえず8月に北京があって、その後も国内の大会やワールドツアーが続きますが、シドニーを終わって1回引退をして、自分の中でちょっと後悔した部分があったんですね。そういう意味では、続けられる環境があれば、プレーして行きたいと思いますし、オリンピックを目指すという意味では、今回が最後になるのかなと思っています。
※続く
(photo & report ; 針谷和昌)
先日、大阪中央公会堂にて、
5月21日25日まで、大阪中之島で行なわれます
ワールドツアーの記者会見がありました。
たくさんの記者の方に来ていただき、
盛大に行なわれた記者発表。
中之島というまさに都心に出現する特設会場。
まさにオフィース街でのビーチバレー。
3年ぶりにグレードアップして復活する大阪大会。
本当に楽しみです。

オリンピックに予選に直結する大会でもありますので
選手にとっては、大きな大きなチャンスです。
このチャンスをものにして、オリンピック出場権を
確実にものにしていきたいと思います。
たくさんの方に世界のビーチバレーを
ぜひとも生で観ていただきたいです。
ぜひ会場までビーチバレーを満喫しに来て下さい。
美香
新年明けましておめでとうございます。
ご挨拶が遅れました。
いよいよ北京オリンピックイヤー2008年の幕開けです。
バレー人生25年の集大成。
思う存分、ビーチバレーをenjoyする1年にしたいです。
今年1年の私のテーマは『感謝』です。
今まで私を支えて下さった、
たくさんの方々への感謝の気持ちを
ビーチバレーのコートの上で、
表現して参りたいと思います。
皆様のご声援をパワーに変えて、
北京オリンピックの地で光輝きたいと思います。
今年もよろしくお願い致します。
美香